( ‘A`)ども、大島てる案件な客室にひとり取り残されて、置き去りにした女どもを注意したことがある、ラブホのポコマンさんです。
解雇、クビ、雇い止めと、たとえアルバイトやパートであっても、容赦なく振り下ろされるグリムリーパーの大鎌ですが、なかにはアンラッキーとは程遠く、
自業自得でホテルを去らざるを得なくなった人もいたりします。
以下では、ラブホをクビになる人、なりやすい人、もしくはシチュエーションをピックアップしています。
ウソの経歴がバレた

ルーム夜勤のおっさん解雇←
こいつの無責任な作業で昨日は朝から大迷惑
履歴書には他店で5年勤務と書かれていたが、実際には1週間程度の”経験者”だった模様
業界の横の繋がり情報は侮れない
まあ基本が出来てないからバレてたけど
ラブホの仕事なめんなよ
慢性的な人手不足であるラブホ業界は、常に求人が掲げられていますが、業界経験者は仕事で頻繁に使われるスラングも通用するし、イチから教える必要もないため、何だかんだで即戦力です。
おまけに、何年間も稼働し続けていたというのであれば、立派な経歴となりますので、採用率もきわめて高くなります。
しかし、自分自身の過大申告は、仕事の出来不出来を露呈するだけでなく、最後は自らの首を絞める結果となるでしょうか。


他人のロッカーを荒らして飛ばされる

以前にも書いたから、詳細は以下の関連記事「クセが強すぎる!ラブホバイト、恐怖の人物図鑑」をご覧下さい。
厳密には証拠不十分なのでクビではなくて、他店舗に飛ばされるという結果でしたけど、個人的には事実上の解雇かなと思います。
風のウワサで、飛ばされた先のラブホも辞めてしまったらしいですけど、一時期は未練があったのか酔っ払った状態で、ノコノコとウチのホテルにやって来ては、フロントのBBAに追い返されるを繰り返していました。


売上減少の煽りを受けて雇い止め

客足が途切れるのはいろいろな要因があるかと思いますが、2020年あたりからは、確実に新型ウイルスの影響と考えて間違いないかと思います。
売上命なラブホが、ひとたび下落となれば、いちばん経費が発生する人件費を削減しようと動いてきます。
最初はシフトを減らして、例えば本来なら6人で仕事するところを、4~5人で稼働させられたりするため、現場からは時給は変わらないのに負担ばかり増える!とブーイング連発です。
それでも売上回復の兆候が見られないのであれば、無慈悲にも雇い止めされる人がポツリポツリと出て来ます。


サボリ魔の外国人

生真面目な日本人からすると、マイペースな一部の外国人の働き方は、どうしてもルーズに映ることがあります。
中国、フィリピン、スリランカ、バングラディッシュなど、国際色豊かな職場は多言語が飛び交い、とてもにぎやかですが、真面目な人だってもちろん大勢います。
とはいっても、まだ仕事中の時間帯なのに、サボって非常階段でランチしてたり、水滴ご法度なお風呂を掃除してもビチャビチャのまんまだったりと、至らない点があるのも事実だと思います。
そうなると、誰かしら偉いおじさんからの雷が落ちることになり、その場でクビが宣告されることも珍しくはありません。


ホテルの備品をパクってクビ

メルカリとか流通させる市場がいくらでもあるから、やりたくなる気持ちも分からないでもないですけど、基本的には窃盗なので常習性が認められれば一発アウトな案件です。
スキンなんてやろうと思えば、1個とか2個とかじゃなくて、箱ごと持ち帰れるし、従業員であればどこに防犯カメラがあるかも熟知しているので、
抜け道なんていくらでもあるんですけど、裏稼業であるお小遣い稼ぎは、常に大きなリスクが付きまといます。
ラブホによっては発覚次第、警察に通報すると謳っているところもあるので、素行の悪いやつにとっては面倒な出来事に発展するカモです。



無断欠勤

ラブホに限ったお話ではありませんが、真面目に働くのは最初だけで、どこで事切れたのか、来ないやつはホントに来なくなります。
もはや、名前だけが存在する幽霊部員でしかありません。
ラブホはシフト仕事なので、当欠ぶっかまされると、穴埋めで誰かが残業したり、もしくは欠員が出たままの状態で仕事に臨んだりするので、ヘイトが溜まることもあるでしょうか。
最後は完全に浮いてしまい、居場所を失うという結果をまねきます。


シフトが週1だから

新しい支配人がやってくると、新鮮な風を吹き込みたいのか、メンツを刷新したりする事があります。
週1出勤でも貴重な人員なのに、稼働日数が少ないというのを理由に、契約の更新を行わないこともあるようです。
言われた方は納得行かないと思いますが、よくも悪くも支配人次第で働きやすさがガラッと変わるのも、ラブホ勤務の特徴でもあるでしょうか。


ミスを連発して

これはポコマンの実体験になります。
当時、自営の仕事がうまく行っておらず、毎日お金の心配ばかりしていました。
毎月、確実に15万円を確保しなさいと、友達以上・恋人未満な女性から諭され、このままでは埒が明かないと、渋々ながら外仕事を探すことになりました。
求人と睨めっこをしていると、前々から業界の裏側をのぞいてみたいと気になっていた、ラブホの世界が飛び込んできたので、不安と好奇心を抱えながら面接を受けたところ、意外とすんなり採用してもらえました。
緊張の初日、スタッフは全員日本人、平均年齢高めのベテラン揃いですが、優しいおばちゃんとおじさんに囲まれながら、何だかよく分からないまま、1日目が終了。
タイムカードを押して徒歩5分の家に帰りました。
そして迎えた2日目

この日は、皆んなから店長と呼ばれている、雇われ支配人の男性も加わっての清掃です。
昨日の仕事内容を聞かれたので素直に答えると、全然違うじゃねーか!と激おこです。
ルームのおじさんが教えてくれたお風呂の洗い方は、スポンジを一切使用せず、浴槽にバスマジックリンを吹き付けるのみ、こすらない派のスタイルです。
店長は、こする派だったみたいで、方向性の違いをブツクサ言っていました。


お風呂は俺がやるからと、店長から客室清掃を命じられるも、早く!早く!スピード!スピード!と言われるばかりで、基本的な事は何も教えてもらえません。
この時点でポコマンは余裕を失い、かなりテンパっていたと思います。


それは突きつけられた理想のかけら

清掃事、客室は半ドアにしておかないと照明が付かないため、ストッパーや自分のサンダルで固定しておくのですが、店長は開けすぎると掃除の様子が丸見えになるし、閉め過ぎても何をしているか分からないという理由から、”ちょうど良い加減の半ドア”を理想としていました。
使用済みのシーツ、布団カバー、枕カバーをひとまとめにして、同じフロアの端っこにある非常階段に設置されたリネンカートへと捨てに行く役目を担っていたポコマンですが、両手いっぱいに抱えていたため、出て行く時に客室のドアを大きく開けていたらしいんです。
そうなると客室の扉は、おっ広げのままになり、店長が掲げる理想像が音を立てて崩壊するわけです。
スラムダンクで、陵南高校との練習試合でコートに立った桜木花道のごとく、緊張で周囲が全然見渡せていない状態に陥ったポコマンは、2回にわたり注意されるも正直、何を言われているのか、よく理解できずにいました。


お風呂の水滴の拭い方は店長直々に教えてもらいましたが、ふきあげと言うお風呂掃除専用のタオルを足元である浴槽内に1枚置いて、さらに両手に1枚ずつ持って壁などを拭くと言う感じでした。
両手をワイパーのようにスイングすると同時に、足もツイストみたいにネジネジするのですが、まるで子供がジタバタしているみたいで、実に滑稽な姿だったと今でも思います。
多分ではなく、確実に拭けていないのが、初心者のポコマンにも分かりました。


リネンの運び方をレクチャーされるも…

今なら簡単でも、ベッドメイキングをするためのリネンセットを軸に、ウェルカムドリンクであるペットボトル、そしてこちらもウェルカムなキャベツ太郎などの駄菓子を、一度に運ぶ作業も途中で何回も落としたりと悪戦苦闘です。
見かねた店長が効率の良い作業方法をアドバイスをするんですけど、どう見ても違和感だらけと言うか、こうやるんだよと手本を見せるけど、ムリするもんだから手をプルプルさせてるし、お菓子の袋は上下逆さまに設置して縁起悪いし、言ってる事とやってる事が全く違うというのが印象的でした。


怒涛の2日間が過ぎ去りシフト3連休

家でゆっくりとくつろぎ、前述の女性との電話を終えたところ、知らない番号から1分刻みで大量の着信がありました。
番号検索すると、なんと自分のバイト先であるラブホからです。
なんかイヤな予感がするなと思っていると、先程の番号から再び着信です。
あーポコマンさんですかー?

店長ですけどー、適性がないと判断しましたー。
明日から来なくて結構でーす。


こうして嵐のような2日間が過ぎ去り、ポコマンはラブホを去ることになりました。
結果としては良い練習となり、次なるラブホバイトに活かされるわけですが、一緒に働く人に恵まれるかどうか?が大事だなと実感しました。
まとめ

なんで自分が!!と業腹なこと山のごとしですが、次なるステージに進むためのベルが鳴ったんだなと、気持ちを切り替えられるかも、今後のカギとなるのではないでしょうか。

