( ‘A`)ども、自宅のシャワーの水圧が弱いので、ラブホみたいに強かったら良いのに~とお風呂に入る度に思うようになってしまったポコマンちゃんです。
今回は、ホテル館内をあちこち清掃する清掃班のなかでも、いちばんキツいのでは?と思われるお風呂掃除に特化した内容になっております。
どんな感じで清掃するのか?どこがどんな風にハードなのか?お風呂清掃に存在する2大勢力とは?など、男の主戦場を徹底解剖しています。
お風呂掃除に必要な「7つ道具」
だいたいホテル側が用意してるので自分で購入する必要はないと思いますが、ゴム手袋は言わないと支給されない場合もあるカモです。
- バケツ
- スポンジ
- ゴム手袋
- ふきあげタオル
- バスマジックリン
- ビニール袋
- マスク
- アメニティ
- 水かきワイパー
- たわし
- ブラシ
- ガムテープ
- バスブーツ
1:バケツ
一般的なサイズのバケツです。
お風呂清掃の人はバケツに必要な道具をつめこんで、チェックアウトした客室のお風呂に向かうことになります。
仕事用のバッグといっても過言ではありません。
2:スポンジ
メインである湯舟にはじまり、洗面器やイスをゴシゴシと洗うためのマストアイテムになります。
男性の手のひらよりも大きいサイズだと、一度に洗浄できる面積が拡大するので、大判サイズがオススメです。
3:ゴム手袋
- 水仕事から素手を守る
- 排水口も平気で触れる
夏は蒸れるし、手が臭くなるんだけど、絶対に装着したほうが良いと思います。
汚い場所でもゴム手袋を付けてるという安心感から大胆になれるというのが主な理由です。
たまに放置されたスキンを嫌がって、女性陣からOSOが来るので、ゴム手袋マンの出番となります。
4:ふきあげタオル
ラブホ側が発注して用意している、お風呂掃除専用のタオルです。
お色はホワイト以外で、ブルーやピンク、オレンジなど、バラエティに富んでいるのですが、ダスタータオルなんて呼んだりもします。
お風呂は水滴をひとつ残らず拭き取ることが大切なので、ふきあげタオルを使って、床や壁、浴槽などをせっせとふきあげます。
これが結構たいへんな作業となります。
5:バスマジックリン
一般家庭でも普通に使われているバスマジックリンです。
湯舟や洗面器、イスにぶっかけてスポンジで洗いますが、特に難しいことはないと思います。
ごくたまに、たくさん使うともったいないとか、ブツブツ言ってくるバイトのおじいさんとかいますけど、お前のじゃないだろ!とばかりにガンガン使ってやれば良いと思います。
6:ビニール袋
お客様が使ったアメニティの空袋や、排水口から取り除いた髪の毛の束とか、ゴミとして処理するものを入れておくビニール袋があると便利です。
いつでも使えるようにバケツにセットしておくと、仕事が捗ります。
7:マスク
いまのご時世なのはもちろんですけど、客室自体は埃っぽいし、排水口は臭いので、体にとって異物を吸い込まないように、少しでも防御策を講じたほうが良いかと。
8:アメニティ
冬場だとバブとか、夏場なら湯上りにスカ~~ッとするペパーミントなやつとか、ほかにも体を洗うためのスポンジだったりと、お風呂専用のアメニティは常備して持ち歩くことになります。
9:水かきワイパー
お風呂の洗い場って緩やかな斜面が設けられてるから、自然と排水口に向かって水が流れていくんだけど、お風呂掃除を時短するうえでもワイパーはあると便利だと思います。
10:たわし
主に排水口の中にある「除夜の鐘」みたいな形状をした筒状のパーツを洗う際に使っています。
ラブホによってプラスチックみたいな場合もありますが、表面と裏側が特に汚れやすく、スポンジでは埒が明かないので、たわしの出動となります。
11:ブラシ
床とか壁面の目地をゴシゴシ洗うのに使っています。
スポンジとたわしだけでも十分かもしれませんが、細かい部分のカビなどを取りたい場合は、ハンドブラシが適役です。
12:ガムテープ
そでなど、自分の服に適当な長さに切ったガムテープを貼り付けておきます。
ラブホのお風呂清掃は水滴だけでなく、髪の毛1本でも落ちていたらアウトな世界なので、流しきれなかった毛髪は、ガムテープで除去します。
13:バスブーツ
お風呂掃除で辞めたほうがいいのは、素手と素足で取り組むことです。
バスブーツがあれば、持ち運びが面倒だけど、日中を靴下のまま過ごすことができるし、歯磨き粉の小さなキャップを踏んづけて悲鳴をあげることもないし、あかぎれ予防にも、一役買います。
お風呂清掃の手順、アナタはこする派?それともぶっかけ派?
お風呂掃除は最初に下処理を行います。
アメニティの補充であったり、使用済みのハブラシが落ちてないかなど確認して、掃除をしやすい環境を整えます。
以下は、自分がよくやるお風呂清掃の手順になります。
ポコマンはマジックリンぶっかけ派!
ラブホのお風呂掃除はバスマジックリンをスポンジにつけて浴槽をこする派と、浴槽に満遍なく吹き付ける派とに分類されます。
前者は、スポンジで磨かないと汚れやザラザラが落ちないと主張、後者は間隙なくぶっかけて、つけ置きしておけばOK牧場!というスタイルです。
ついでにイスと洗面器もバスマジックリン漬けにして、泡まみれになった浴槽に放り込んでおきます。
浴槽を付けおきしている間に目地の清掃
正直、ぜんぶの目地をやってたらキリがないため、ある程度、目星をつけてほどほどにやることを推奨します。
築50年とかの古いラブホはお風呂も汚くて、特に夏場はカビが発生しやすいため、目地が悪目立ちすることも珍しくありません。
自分はブラシとバスマジックリンでこすり洗いをしますが、簡単に落ちない場合も多く、時には諦めも肝心です。
カラン部分をササっと洗浄
カランとは水道周りの水栓金具になります。
意外と泡などが付着して、表面上が水玉模様みたいになっているので、スポンジなどでちょこっと撫でてやるだけでも、きれいに仕上がります。
シャワーの下にある水道もカランになります。
洗ったら水温調節ダイヤルをデフォにして蛇口を横向きにする派。
排水口をきれいにする
前述の「パンチングメタル」と書かれているフタを開けると、排水口がお出ましとなります。
ホテルの設備にもよると思いますが、フタが2つあるお風呂と、横長のフタが1つだけのお風呂が存在しますが、どちらも排水口の数は2つです。
- フタ2つ=排水溝がそれぞれ1つずつ
- フタ1つ=排水溝が横並びに2つ
フタを開けると丸いカバーがあるのですが、これを外すと中に金属、もしくはプラスチックの銅鐸みたいなパーツが出てきます。
さらに銅鐸を持ち上げると、パイプ状の筒が姿を見せるので、穴にたわしをねじ込ませてグリグリすると、汚泥まみれの長い髪の毛が取れることもあります。
銅鐸はバスマジックリンをぶっかけて、表面と裏側をたわしでこするなどして、洗浄します。
すべてを洗い流す
浴槽、洗面器、イス、床や壁の目地、床に置いておいた銅鐸、カランをシャワーで洗い流し、泡と汚れを一掃します。
水かきワイパーで出来るだけ水気を取り除く
お風呂清掃の7つ道具でも紹介したワイパーがココで活躍です。
大口を開いた排水口に向かってガッサー!と、タイダルウェーブを起こしましょう。
ふきあげタオルで水滴を取りつつシャンプーボトルも整理整頓
ラブホによってボトルの順番も決まってると思いますが、上記の写真は向かって左から無香料のボディシャンプー、香料ありのボディシャンプー、コンディショナー、シャンプーとなります。
順番通りに並べて、ラベルとノズルを正面に向けます。
また、著しく減っているボトルは満タンボトルと交換します。
肌感覚ですが、無香料のボディシャンプーがいちばん消費量が高いと思います。
湯舟のフタのチェーンもくるくるっと巻いて、ちょっとオシャレにします。
床をガンミして要チェック
髪の毛が落ちていないか?洗い残しがないか?を、よーくチェックします。
まとめ
上記は、主に本清(ほんそう)と呼ばれる掃除のやり方になります。
休憩利用はシャワーでササっと洗い流すだけなので1日中、本掃をやることはありません。