( ‘A`)ども、静まり返ったホテル内の廊下にひとりでいると、何故だか便意を催すポコマンちゃんです。
ネット上では、きつい、楽ちん、と対極的な意見が飛び交っている、ラブホバイト。
一体どちらなのかといえば、経験者としては「清掃はきつい」と言わざるを得ません。
では、どこがどんな感じにきついのか?我々が普段こなしている清掃を、男目線で解説してみたいと思います。
ラブホのバイト、きついと噂の清掃班の1日

( ‘A`)清掃班の朝は早い。
私は6時30分に起床して、仕事開始の1時間前に到着するように、電車通勤です。
その日によって組むメンツが異なる
シフトの関係上、毎日顔をあわせる人が違うため、出勤日によって、チームメンバーが変わります。
通常、1チーム3人×2を基本とするホテルもあれば、1チーム2人×3だったりする場合もあります。
2020年以降は、新型ウイルスの影響で不況が蔓延しているため、シフトが減らされてしまい、少人数で仕事に追われる日も珍しくありません。


朝番は本掃(ほんそう)をこなす
本掃というのは、「本格的な清掃」(?)の略称か分かりませんが、とにかく部屋を念入りに掃除することを指しています。
主に、宿泊利用された祭りの後!ってな感じの客室が該当するわけですが、ホテルによっては20~30分、はたまた45分ぐらいが掃除時間の目安となります。
意外とあっという間に時間が過ぎ去るのですが、特に午前中は専ら本掃となるでしょうか。


男はお風呂掃除メイン&プラスα

お風呂
- 浴槽をバスマジックリンで洗う
- 壁や床の目地を洗う
- シャンプー類に減りが目立てばボトルチェンジ
- アメニティの補充
- 排水溝の洗浄
- すべてを洗い流したら専用タオルで水気を拭き取る


その他
- はがし(ベッドからシーツ類をすべてはぎとること)
- ウェルカムドリンクの補充
- 有料冷蔵庫の補充
- リネンを持ってくる
- 使用済みのリネンや専用タオルを捨てに行く


女性はルーム清掃&ベッドメイキング

- 洗面台の清掃、アメニティの補充
- テーブルの清掃、整頓
- 備え付けのコップの洗浄
- トイレ掃除、ナプキンの補充
- テレビまわりのホコリを除去
- 枕もとのスキンやティッシュの補充
- 2人でベッドメイキング
- 掃除機をかける


お昼休憩
2~3時間の清掃作業を終えて、ほっとひと息つける瞬間です。
ホテルによっては休憩時間は45分だったり、1時間だったりと、いろいろです。


午後は休憩掃が中心
最近ではどこも17時から宿泊利用が可能となっておりますが、それまでの時間帯はすべて休憩によるチェックインとなります。
だいたい数時間も滞在すればチェックアウトするのですが、今度は「休憩掃」(きゅうけいそう)となり、本掃と比べると、かなり楽な工程となります。
それでも男は、ベッドのはがしに始まり、ドリンク類の補充、ベッドメイキングのためのリネンを運んで、ようやくお風呂掃除にたどりつけます。
休憩掃におけるお風呂掃除のお仕事
- はがし(ベッドからシーツ類をすべてはぎとること)
- ウェルカムドリンクの補充
- 有料冷蔵庫の補充
- リネンを持ってくる
- 浴槽をシャワーで流す
- アメニティの補充
- 専用タオルで水気を拭き取る
- 使用済みのリネンや専用タオルを捨てに行く
休憩掃における客室清掃のお仕事
- 洗面台の清掃、アメニティの補充
- テーブルの清掃、整頓
- 備え付けのコップの洗浄
- トイレ掃除、ナプキンの補充
- 枕もとのスキンやティッシュの補充
- 2人でベッドメイキング
- 掃除機をかける


休憩掃の合間を縫って雑用
( ‘A`)チェックアウトが出るまでちょっとした仕事をこなし、あとはゆっくり待機。
リネンを折る
束になったリネン類をみんなで折ります。
包布やシーツ、バスタオル、足ふきマットなど、客室をつくる上で欠かせないリネンを折りたたみ、決められた順番で積み重ねて、ひとつの山を築きます。


リネンを運ぶ
リネン庫があるホテルなら、折ったリネンをその場に置くだけなので運搬は不要ですが、それ以外のホテルだと各階の決められた場所に、設置する必要があります。


ゴミ袋を捨てに行く
客室から回収したゴミを捨てる大きなゴミ箱は、すぐにでもパンパンになります。
家庭用のゴミと大して変わらないので、口元を縛って集積場に捨てに行くだけの作業となります。


保管庫の補充
リネン庫以外にも、各種アメニティやシャンプー類を保管しておく小さな倉庫が、各階に存在するホテルもあります。
客室で足らなくなった補充品を、すぐさま取りに行けるので便利なストレージなのですが、在庫が少なくならないように、常に数をチェックしておきます。


モップ掛け
どこのホテルも女性がやってるイメージが強いですけど、客室がある廊下をクイックルワイパーを付けたモップで、キュコキュコと拭きます。


客室にお届け物
お客様のリクエストによってフロントから電話で要請がきます。
追加のスキンだったり、バスタオル、マッサージ器具、お風呂に浮かべる大量の小さなヒヨコのおもちゃなどなど。


リネン袋を集積場に運ぶ

客室で使用されたシーツやバスタオルなど、使用済みリネン類は、ラブホ内の非常階段(スタッフ用)に設置されたリネン袋に、ぶち込まれます。
いっぱいになったら、ヒモを縛って階段に転がしておくのですが、頃合いをみて集積場まで一気に運びます。


タイムカードを押して帰る
着替えて帰り支度している頃には、中番のひとたちが三々五々、出勤してきますので、バトンタッチとなります。


まとめ

以上が、きついと思われるラブホのバイト清掃の主な流れになります。
人によってはイージーと感じるし、やっぱりきついと感じる人もいれば、時間の経過と共に慣れてしまうというケースもあると思います。