ども、時と場合によっては客室清掃を楽しいと思うことがある、ラブホのポコマンです。
事後処理部隊であるラブホの客室清掃は、どのホテルでも肉体的にハードなお仕事として、あっちだコッチだと忙しく動き回ることも多いです。
お風呂の排水口のイヤ~なニオイとか、重たい使用済みリネン袋を扱う重労働、使用済みのアレの処理とか、フィジカルだけでなくメンタル的に参ってしまい、すぐに辞めてしまう人も少なくありません。
とにかくキツさばかりが先行する職種ではありますが、なかには楽しいと感じる場面や瞬間もあったりします。
以下では、仕事中にテンション上がったシーンなどを、ピックアップしてみたいと思います。
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1:客室清掃を辞める理由
2:客室清掃効率良くできる順番
目次
客室清掃は外国人との会話が楽しい
空気読み合って終わりの日本人同士とはまるで違うのが、外国人たちとのコミュニケーションです。
彼(女)らは、とてもマイペースです。
日本人みたいに執拗な詮索や干渉もして来ないし、職場で構われないことは、快感に近いものがありました。
でも、仲良くなれば、良い部分にはGoodって言ってもらえるます。
反対にダメならBadと指摘してくれるし、メリハリのあるスタンスは自分自身にとても合っていたと思います。
フィリピーナの場合
既婚者が多いです。
佐藤とか斉藤とか、名字だけは日本だけど、フィリピン人です。
国内もしくはフィリピンに子供がいて、毎月仕送りしている女の人も多い印象ですね。
仲良くなると距離感がグッと近くなるような印象があります。
どこか情熱的なのがフィリピーナなのかもしれません。
明るくポジティブ、おしゃべりでよく笑うのも、彼女たちの特長ではないでしょうか。
むかし、待機所の床に座って会話している際、ポコマンの隣に来て、わざわざフトモモをくっつけて来た女の子がいたのですが、何だかとっても楽しかったです。
無料のフィリピンパブ状態!
みんな好意的ですよね。
スリランカのチャラ男の場合
ある日、「ポコマンサン、ミテクダサイ^^」と言われました。
彼の手にしたiPhone X Maxに視線を落とすと、日本人と思われる女の子との自撮りが写し出されていました。
どうしたの?と訪ねると「コエヲカケマシタ!」と嬉しそうに、爽やかスマイルを浮かべては、釣果にご満悦です。
どこで知り合ったの?と聞くと、なんと電車の中と答えるではありませんか!
日本人でもナンパテクの高い男はいくらでもいるだろうけど、さすがにトレインを、声かけのポイントにはしないだろ!ってな感じです。
世の中にはいろいろなアプローチ方法があるもんだな~と感心してしまいました。
女の子も付いていくんですよ。
彼はキモい雰囲気とか全然ないし、モテるでしょうね。
中国人の女の子
日本人女性と比べて愛嬌が断トツです。
彼女は同じ系列のラブホからやって来ました。
研修というかたちで2~3週間くらい、一緒に仕事をしました。
同じ東アジアだからか、横文字文化の外国人たちと比べると、日本語の読み書きが達者で、スムーズな会話も可能でした。
人懐っこさは、お国柄なのかも。
フィリピンの女の子とは、一味違う距離感ですね。
客室清掃の楽しい所は業界のウラを覗ける
業界の裏側を知りたい!という志望動機で、ラブホの門を叩く人はそれなりにいます。
きらびやかな世界とは真逆の、地味な3K(きつい、汚い、危険)仕事ではあるのですが、普段なかなか目撃できない現場の数々は、貴重な経験となります。
すべての客室を見れる
ラブホには2種類あります。
どの部屋を選んでも色違いみたいな回転重視の安ホテル
と
部屋ごとに内装がガラッと変わるコンセプ重視のお高いホテル
に分類できます。
後者が職場だと、仕事でいろいろな客室を回るので、「ほぉ~この部屋はこんなんか~」とか、タダで見物することが出来ます。
※感動するのは初回だけで、あとは見向きもしなくなります。
オブジェクトとか、ガラステーブルの中にデザインが散りばめられていたりと、見どころは結構あるかな。
ちょっとした観光にもなりますかね。
忘れ物から利用者の状況を推理
シッチャカメッチャカの部屋を見て、なにが楽しいんだ!
と言われるかもしれませんが、事後の様子は十人十色といった感じす。
きれいに使う優等生もいれば、でっかい鳥でも暴れたのか!?ってなくらい、荒れている部屋もあり、人間模様を推察できるのが面白いです。
ガラステーブルに、ちょっと濡れたソーセージときゅうりが仲良く並んでいた事があり、いろいろと想像しちゃいますよね。
使ったら食べよう!
!?
客室清掃の楽しみは利用客の人間模様
働き方改革として、ウーバーイーツが流行していますが、ラブホにも配達のお仕事があります。
ラブホは客室にある液晶テレビからでも、コスプレやゲーム機のレンタルなど、さまざまな商品を有料もしくは無料で注文することが可能で、依頼があれば持っていくのがラブホスタッフです。
1回の勤務の間でも、最低2~3回くらいは、指定の客室へとブツをお届けするくらい、オーダーの頻度も、高めです。
客室の出入り口でのやり取りなので、利用客の情報が入ってくることも少なくありません。
ヨボヨボのじいちゃん
世間から見れば、色ボケジジイとでも言われるであろう、年齢でした。
毎回、おそばの出前を頼むのですが、
ピンポン鳴らすと、ガウン姿に頼りない足取りで出てくるものだから、こっちもちょっと心配です。
玄関先の靴を見るに、若い女性が一緒なのは間違いないことでしょう。
出前持ってくから部屋番を覚えてるんだけど、清掃で入ると絶対にお風呂の栓を抜いてないから、ちょっと困るかな。
有料の彼女なのか、それとも…と下世話な詮索スタートです。
香りを気にする間柄とは?
ちょっとお高めのラブホとか、アメニティに力を入れてるホテルであれば、お風呂に常設されている可能性が高いのが、無香料のボディソープです。
場末のラブホだと、わざわざフロントに問い合わせないと、レンタルできないところもあります。
いい香りを身にまとうわけにはいかない勢にとっては、いろいろと不都合です。
むかし、無香料のボトルを手に客室に向かったのですが、応対してくれたのはそれなりに若い女性で、コチラには一瞥もくれませんでした。
無香料ボディソープの注文が来た瞬間、待機所はざわつきます。
当たらずも遠からずってところですかね。
サイズが合わないのでは?
ある日、セーラー服を手に指定の部屋に向かいました。
実は、制服コスはラブホの有料オプションのなかでも、イチニを争う人気商品なのです。
チャイムを鳴らして出てきたのは、金髪ブロンドの外国人女性でした。
日本人のようにどこかコソコソしている様子は微塵もありません。
堂々とお出迎えしてくれるところは、文化の違いやラブホというコンテンツに対する捉え方が違うのカモですね。
ただ、欧米規格の体格の持ち主なので、ジャパンサイズの衣装に、おそでを通せたのか?どうかまでは、ちょっと…といった感じでした。
フロントのおばちゃんもムリなんじゃないの?って心配してたな。
日本の服は小さいですからね。
客室清掃を楽しいと思わせる天然BGM
ラブホの廊下には客室以外にも備品を収納する扉があったりします。
仕事の合間を見て各フロアを巡回していると、思わぬサウンドが耳に飛び込んできます。
楽しいと思うかは人それぞれですが…。
ラブホの定番ソング!
バイト初日なら「おぉ!」と感動するかもしれませんが、慣れてくると「ふ~ん」ってな感じです。
ただ、本気モードなのか、それともアカデミー主演女優賞レベルの演技なのか?
とにかく、客室の二重扉をいとも簡単に貫通するボリュームを奏でる場面に遭遇することも稀にあり「むむ!」と、思わず聞き耳を立ててしまいます。
お肉を叩く音?
廊下に響き渡る音だけで推理するクイズはいつだって難解です。
パーン!パーン!と、テンポの良さをベースに、真芯を喰ったような打音は、倒錯の世界を掻き立てられます。
事後は、お尻が真っ赤に腫れ上がりそうな予感しかありません。
客室清掃の合間に楽しいカラオケ大会
ラブホの場合、カラオケが導入されている客室があります。
そんなに数は多くありませんが、マイクやタッチパネル式のデンモクなど、カラオケBOXと遜色ない機材が揃っています。
- お昼休憩の際に清掃待ち状態になってる時
- チェック・アウト後の掃除中
主に上記のようなシチュエーションを狙い、突然のカラオケ大会が始まったりします。
サボってるだけじゃん!とツッコまれたらそれまでですが、結構盛り上がるんです。
外国人しかいない状況で、津軽海峡・冬景色を歌ったけど、まぁまぁウケたよ。
世界に通用する「こぶし」なのかもですね。
まとめ
仕事はキツイけど、同僚に恵まれると客室清掃は楽しい職場です。
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