ども、客室清掃を辞める理由について、ラブホのポコマンさんが解説したいと思います。
休憩利用があるラブホでも、出張族のサラリーマンがよく利用するビジホであっても、欠かせないお仕事のひとつが客室清掃になります。
アメニティや清掃用具をギチギチに詰め込んだレジカゴ片手に、チェックアウト後の客室に急行するわけですが、
主な業務内容はお風呂掃除やベッドメイキングなど、とにかく次の利用客に向けて、部屋を元の状態に復元する作業が求められます。
慣れてくると、おしゃべりでもしながらテキパキとこなせるようになるのですが、なかには長く稼働したいという気持ちとは裏腹に、自らの意思で辞めていく人も少なからずいます。
以下では、客室清掃を自発的に辞める理由をセレクトしてみました。
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1:客室清掃、早く仕上げるコツ
2:客室清掃にいじめはあるのか?
目次
客室清掃を辞める理由|ノルマの重圧に耐えかねて
ラブホだとノルマを課せられることはありません。
反対にビジネスホテルなどでは、1日13部屋前後のノルマを課せられます。
前述のラブホでも15部屋前後の客室を清掃するのはよくあるのですが、ビジホでは持ち時間が4~5時間等に限られているため、業界慣れしていない頃はかなりの重圧となります。
となると、1部屋20分程度で仕上げないと、与えられたノルマをクリアできない計算になります。
仕事量の多さに辟易
- お風呂掃除
- トイレ掃除
- ゴミをまとめる
- ベッドメイキング
- 洗面台の掃除や補充
- 調度品などのズレを直す
- 水滴や髪の毛が落ちてないか?神経をとがらせる
軽く見積もっただけでも、1部屋あたりでこれだけの作業量が求められます。
加えてケトションなんかされてたら、たまったもんじゃありません。
部屋ごとに散らかり方も異なるし、運が悪ければ時間のかかる汚部屋を、押し付けられることもあるので、手際の良さだけではやっていけない部分もあるのではないでしょうか。
体力的なハードさは時給に見合わない
時間内に終わらなければ結局はサービス残業になります。
時間に追われ、お局様からも、あーでもない、こーでもないとダメ出しを喰らい、誰だって自信喪失です。
個人的にきつい仕事は、人間関係に恵まれるか、お金でしか埋められない場合が多いと感じます。
どちらも得られないとなると、ストレスだけの職場となりますので、自然と辞職という選択肢が頭に浮かんできても、おかしくはないと思われます。
作業スピードばかり求められて…
業界経験1年以上とかならまだしも、右も左もわからない初心者相手に「スピード!スピード!もっと早く!」としか言わないベテランさんとかもいます。
時間に追われてイライラしてるのか、仕事内容に関しては何も教えてはくれず、ほぼ実地訓練状態が当たり前です。
人間、不慣れな場所で常にせっつかれていると、余裕をロストするだけでなく、さっき注意されたばかりなのに、同じミスを繰り返すことは決して珍しくはありません。
客室清掃を辞める理由|BBAのいびりに耐えられない
ラブホの主(ぬし)みたいな存在で、ボス猿として一応は君臨しています。
在籍年数だけはベテランで、リニューアルオープンする以前から居たりするので、旧名だった頃のラブホの事情まで知っていたりと、生き字引き的なところもあります。
ただ、性格が終わっているため、不慣れな人にやさしく教えるという概念はあらず。
- 他人への痛烈なダメ出し
- 自分のミスは棚上げ
- 仕事の押しつけ
- 挨拶シカト
- 印象操作
- チクリ
- 陰口
などなど、とにかく歪んだ人間性というものを、存分に発揮しやがります。
フロントであれば、自分のすぐ横に居座ってネチネチと攻撃されるでしょう。
もし、ルーム(清掃)なら同じ班になっただけで1日が最悪なものとなります。
仕事だから我慢!と自分に言い聞かせられるのは最初のうちだけです。
メンタルが段々と蝕まれて1週間と経たないうちに、辞めてしまうというケースも、たくさんあるのではないでしょうか。
客室清掃を辞める理由|ろくでなしの存在
BBAとの違いは男であるという点です。
年齢的には年金もらえるようなステージに立っているのですが、とにかくクセが強すぎて些細なことで周囲と対立します。
仕事も、のらりくらりで、完全な手抜きです。
お風呂掃除に至っては水をジャーーっ!!と出しているだけでなんの効果もなく、周囲の同僚らも「コイツなにしてんの?」と首を傾げるばかりです。
毛も落ちてるし、壁は水滴が目立つし、それでいて「混雑する土日の出勤が多いから、〇〇さん(シフト作る人)は、俺が仕事できる事をよく分かってるよな~」とか、抜かしやがります。
ケンカして飛び出してきたラブホは数知れず
とにかく、ココで結果を出すんだ!とか、最低でも1周はする!みたいな、芯やこらえ性がありません。
誰かと衝突したら、そのままの勢いで辞めてしまう人間です。
話を聞いていると、中学生ぐらいから、そんな性分らしく、職場や身内らといざこざを繰り返しては、その都度転々としてきたのではないでしょうか。
出来上がった器はいびつです。
とてもいびつな形を成しています。
当初、自分の言葉や立ち振る舞いで、コイツをどうにか変えてみよう!と実践したこともありましたが。
結果としては当たりが多少、柔らかくなった以外は、ほとんど意味がありませんでした。
この時、完成した人間の形を整えることはムリなんだと知りました。
高圧的な物言い
自分を大きく見せようとして、初日から嵩にかかってきます。
ある日の昼下がり、待機していたら、
ろくでなし「おい!あっちに××××みたいな野郎がいるからよぉ!一緒に階段でも掃除してこいよ!」
ポコマン「あ?なに?どんな奴!?言い方に気を付けろよ」
ろくでなし「いやその…」
一見すると大人しそうなポコマン相手なら、自分の思い描いたとおりにマウントを取れると思ったのでしょうが、そうはいきません。
今までのやり方は通用しない、終止符を打ってやる、ということを態度で示してあげるのも、時には効果的です。
ステレオタイプ人間
とにかく人を見た目で判断します。
真面目そうなヴィジュアルってだけで、1日中パソコンでもやってそうな奴と決めつけます。
そして、彼女がいないように見えるのか、客室清掃でGETしたデリの割引券を持ってきて「これで女でも買えよ」と手渡してきたりと、
偏見がすさまじいです。
客室清掃を辞める理由|ホテルの規則で身体を壊す
職場ならではと言うのか、独自のルールや、変なスラングが数多く存在しているのがラブホだったりします。
一体、誰が決めたのか?
以前も書きましたが、東京・小岩(総武線沿線)にある、とあるラブホでは清掃スタッフが非常階段で待機しないといけない、という謎すぎる芋ルールがあるそうです。
ホテルの階段なんてカッチカチなので、長時間座っていられるような代物でもなく、坐骨神経痛などを患って辞めてしまう人もいたそうです。
ほかにも従業員によるエレベーターの利用を、禁止しているホテルも少なからずあるため、階段の上り下りで膝や腰がやられがちです。
ホテル独自のローカルルールを理由に、カラダを壊してしまい辞めてしまう…典型的な例と言えそうです。
エレベーター使用不可で膝を壊して辞める
東京・錦糸町のギンギラギンの某ラブホ。
私の記憶が確かならばスタッフは、エレベーターの使用が禁止されていたような気がします。
時期的には2011年のことなので、現在は支配人や職場体制が変わっている可能性もあります。
ただ、さすがに非常階段のみの上下動はツラいのひと言です。
客室清掃を辞める理由|他に条件のいい仕事が見つかった
ラブホは一部で高時給とか給料が良いとか言われていますが、そんなことはありません。
深夜帯以外では、時給1,020円~1,050円がよくある相場です。
何かしらのお手当てが付くホテルもあるみたいですけど、仕事内容を考慮すると、安月給と言わざるを得ません。
どうせ自分の時間を切り売りするのであれば、時給が良いとか条件が恵まれてるとか、とにかく風通しの良い職場に転職するという場合もあります。
友だちのお店を手伝うことになった
日本に住む外国人は、同じ国籍同士だと、つながりが強かったりするように見受けられます。
独自のネットワークでもあるのか、条件の良い仕事が見つかると、即移籍なんてことも珍しくはありません。
ココらへんは慎重すぎる日本人とは異なり、フッ軽が強みです。
とにかく1円でも時給が高いほうへ、流れていくというケースはよくあります。
正社員になるため
どうしてラブホのバイトを選んだのか?
志望動機は人によってかなり異なるため、なんとも言えませんが、何かをきっかけにホテルの仕事を辞めて、就職活動に移った女の子が過去にいました。
彼女は夕方からの中番だったのですが、美人で性格も良かったため、男女別け隔てなくみんなから好かれているナイスな存在でした。
客室清掃を辞める理由|上司との相性
結局は人間関係なのですが、同僚ではなく上役に相当する人との衝突は、客室清掃の仕事でも付き物です。
フロントBBA×支配人
ラブホに限らず、どんな職場にも理由はよく分からないけど犬猿の仲みたいな、ふたりっているんですよね。
自分が経験したところでは、
陰キャ支配人×ヒステリックBBA
という対立でした。
清掃に従事するルームと比べて、フロント内部で同居する時間が長いためか、お互いの主張や意見がぶつかりやすいと推測できます。
稀にではありますが、実権を握っているのは案外フロントのBBAだったりする場合もあり、権力者同士のぶつかり合いという見方も出来るのではないでしょうか。
偉いおじさんの裁量に納得できずその場で辞める
ある日、上述のろくでなしおじさんと、フィリピーナ(50代、気が強い)がケンカをしたらしいんです。(いつも自分が休みの日に事件が起きる)
口論を経て、おっさんも熱くなり相手の胸ぐらを掴んで、壁に押し当てたとか。
その場にいた、日本人のi君(役者の卵でナイスガイ)等が、なんとか場を収めたらしいのですが、正義感の強い彼はオッサンがクビになると確信していました。
しかし、偉いおじさんが下した決断は「お互いごめんなさいにしよう」という、両者痛み分けのようなものでした。
当然、i君は納得がいかず、その場で辞める事を決断しました。
客室清掃を辞める理由|通勤手段を失って…
よく「田舎は車がないと生活できない」なんて言いますよね。
車通勤が当たり前のラブホ従業員が運転免許証を失ってしまうと、かなりの痛手となります。
夜勤明けに酒気帯び運転などで、パトカーにキャッチされ、免許の取り消しという憂き目に遭ってしまった…。
本人としてはどうしようもなく、いわゆる詰みの状態となってしまいます。
物理的に移動手段を失ったことで、通勤不可となり、自ら辞職を申し出るというケースもあります。
FAQ(よくある質問)
まとめ
どこの職場も同じだと思いますけど、大半の辞める理由が人間関係だと思います。