( ‘A`)ども、よそのラブホの駐車場をのぞいたら、シルバーのベンツが停まっていて、強面な男性と目が合ったことがある、ラブホのポコマンさんです。
今回はブラックについてです。
独自の精神論をベースに、長時間の残業を課せられたり、有給休暇を取らせてもらえなかったり、不当な天引きや圧倒的な立場を利用したパワハラが横行していたりと、社員は基本的に使い捨てなブラック企業が、クローズアップされるのも、さほど珍しくはない時代へと突入していると感じます。
最近では、ブラック企業だけでなく、前述のような中身のブラックバイトまで取り沙汰されるなど、過酷な労働環境が散見されています。
そして、キツい(体力的、精神的)、汚い、危険と、三拍子が揃った3Kバイトの一角であるラブホの場合はどうでしょうか?
バイト経験者としては、ブラックな一面も多々あるように思うのですが、以下ではもしかしてコレはヤバいのでは?という物を取り上げてみました。
これってブラック?ラブホバイトの知られざる実態

これが当たり前なんだと勘違いして、普通に働いていると時に損をするカモ。
手当が付かない

完全にアウトだと思うんですけど、ラブホの中には深夜手当が付かないところもあると、聞いたことがあります。
夜22時から早朝5時までの時間帯は、深夜手当といって時給が25%増しとなるため、中番や遅番の人にとっては稼ぎ時です。
おそらく悪質な個人経営だったり、質の悪いワンマン社長がいるようなラブホだと、こき使われておしまいとなりそうです。


サービス残業が月100時間越え?

これは、かなり特殊な状況のため、ほかのラブホでもよくあるのか?といえば疑問符が付かざるを得ません。
彼は年金を受給している年齢のバイトリーダーです。
見た目は完全におじいちゃんですけど、長らく建設関係に身を置いていたため、職人タイプといった感じで、テキパキ仕事をこなします。
でも、基本は朝番(朝10時~夕方18時)なのに、朝早く来て遅番を手伝ってあげるだけでなく、18時以降も中番を手伝うなど、1日の大半をラブホですごす鉄人です。
上記のような内容を週6勤務でこなしている彼は、社員とバイトの中間のような存在なのかもしれませんが、サービス残業は少なく見積もっても、毎月100時間はくだらないと思われます。
何でもかんでも自分でやらないと気がすまない性格なのもあってか、周囲からは「あのジイさんはホテルを自分の別荘かなにかと勘違いしてる」と陰口を叩かれてるし、仕方ない部分もあるのかな?という感じでもあります。


最低賃金を下回っている

都道府県によって若干の違いがあるのですが、時給がかなり低く設定されているラブホは、都内でも意外と多いと思われます。
普段からホントにヒマだとか、ルームでも大して運動量が伴わないとか、激レアな楽チンホテルという可能性も…という淡い期待はさっさと捨ててですね、安くコキ使いたいという思惑がギュギュっと詰め込まれた時給だと認識したほうが賢明です。
中には客足が緩やかなラブホもあるのかもですけど、3K仕事をしているのに、もらえる時給が最低賃金よりも下というのはちょっと…。


昇給は期待できない

誰だって1円でも多く時給をもらいたいですけど、いくら一生懸命に働いたところで、時給変動がない、もしくは雀の涙ほどの昇給しか起こりえないというのであれば、うまく手を抜いていた方が良いかもしれません。
ラブホは経営する会社がしっかりとしていたり、支配人が尊敬できるような人でないと、働きっぷりを評価してもらえない事も多いので、どんなホテルに身を置くのか?で明暗が分かれてしまう場合も少なからずあると思います。
ホテル最大の経費は人件費です。
少しでも安く使いたい雇用側と、働き手との溝が埋まることはないと断言できそうです。


気に入らなければ即クビ

ラブホの清掃班は、どこの部屋を清掃したか?部屋番号をすべて明記するチェックシートを持ち歩いている場合があります。
そうすると、〇〇号室が汚かった、お風呂場に掃除用のタオルが置き忘れてあった、というクレームがあった場合、誰の責任かを、ひと目で把握できるというわけです。
以前、深夜番のスリランカ人男性が、チェックシートの書き込みを、やらなかった時があったのですが、細かく確認する偉いおじさんがそれに気が付き、以下のような独り言を発していました。
偉いおじさんは、ちょっとでもサボったりと、気に入らない外国人スタッフに対しては「お前いらない!もう来なくてもいい!」と怒鳴りつけては即クビにする畏怖の存在として、警戒されています。


ナゾの階段待機

東京・小岩にあるラブホらしいのですが、実際に働いていた人の情報によれば、清掃班は非常階段で待機していないといけないという、ゴミルールがあったそうです。
普通なら最上階とか、地下とか、1階の奥とか、ラブホのどこかにスタッフが休憩できる部屋があるはずなのですが、使うことが許されていないのか、それにしてもちょっと酷な内容ではないでしょうか。

ラブホの非常階段なんて、あちこちに清掃道具は置かれてるし、地面は硬いし、何だかんだで地味だし、あんなところに長時間いたら、人によっては病むと思います。


今までが多すぎたんだ

うちのラブホには、普段は別の系列店にいて、毎月のシフト作ったり、面接を担うオジサンがいます。
別に支配人とかではないけど、ホテルの経営主体に所属していると言うよりかは、別の人材派遣会社かなにかに在籍しているのでは?とよくウワサされています。
このオジサン、緊急事態宣言(1回目)の際、激減した客足に直面して、みんなの出勤数を減らすことで、人件費の削減を図りました。
当然の流れかもしれませんが、特に割りを食ったのが夕方から出勤となる中番の人たちです。
ガラガラならまだしも、徐々に自粛慣れしてきた人たちがなだれ込んでくるようになり、激混みな日も増えてきました。
それでも通常なら6人で回すところを、継続して4人のままで仕事をさせており、これにキレた秋野暢子似のオバちゃんが文句を言ったらしいのですが、「今までが多すぎたんだ」と一蹴したとか。


井戸を掘って地下の水を取り込んでる

この話を聞いた時、自分の耳を疑いましたが、現在でも地方都市なんか行くと、地下水をくみ上げて利用しているというラブホはそれなりに多くて、東京から近い千葉県でも、さほど珍しい事柄ではないようです。
ラブホは利用客も清掃スタッフもバンバン、水やお湯を使うので、毎月の水道代とかバカになりません。
水道代の節約という名目で、地下水を利用しているラブホの施設内には、井戸があるということになりそうです。


まとめ

ラブホで働いていると、どうしようもない事ってありますよね。

























